紙の本と電子書籍の価格が同じなのは作り手としてはわかるんだが、読者としては納得できない。
どうもこんにちは。
毎日逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだとシンジ君のような気持ちで出社してる俺です。
さて、今猛烈に読みたい電子書籍があります!
それは、STAP細胞問題で話題になった小保方さんの手記、『あの日』。
- 作者: 小保方晴子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/01/28
- メディア: Kindle版
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これまでジャーナリストなど、周辺にいた人たちの視点からSTAP細胞の真相に迫った本はいくつか出版されていましたが、ついに大本命の登場。ど真ん中にいた人が真相を激白するということで、数日前に出版が発表されて以来、かなり注目されています。
gendai.ismedia.jp
すでに感想もチラホラとアップされ始めているみたいですね。
bylines.news.yahoo.co.jp
それで・・・、
俺もさっそく読んでみようと思って、Kindle版を買おうとアマゾンにアクセスしてみました。そしたらですね、なんと紙の本と電子書籍が同じ値段じゃないですか!!!
どちらも1512円!!
で、出たーー!! 電子書籍の価格問題。
注目されている商品だから紙と同じ価格にしても売れるだろう、という出版社側の考えもよくわかるし、実際にその通りだと思うんですけども。
でも、世の中には紙の本よりも安いから電子書籍を読むって層が少なからずいると思うんですよね。俺もどちらかというとそっち側の人間です。
そういう人からすると、紙と電子が同じ価格なのはなんか納得いかないというか、モヤモヤするというか。
いや、もちろんよくわかりますよ。俺だって編集者の端くれ、コンテンツで飯を食ってる側の人間です。
そういう人からすると、紙だろうとデジタルだろうと、1つのコンテンツを作る労力ってほとんどかわらないんですよ。企画立てて、著者探して、依頼して、取材して、原稿にして、校正して、デザインのディレクションして、納品する。紙媒体のコンテンツだろうが、電子書籍だろうが、基本的にはこの流れなんです(今回の本は紙の入稿データから電子書籍を作ってるだろうから、この流れじゃないけど)。
だから、作り手として考えると、紙と電子を同じ値段で売りたいし、それで売れたら本当にうれしい。
でもねーーーーーーー。
読者としては、そこまで思いをはせれない。作り手の気持ちとか関係ねーし。在庫の概念がないんだから倉庫は必要ないし、印刷するわけでもないからインクや紙も必要ない。だったら、紙よりも安くなるのが当然でしょ、って思っちゃうんですよね。
あーーーーーーなんだかなあぁぁぁぁ。
電子書籍の普及がいまいちなのってやっぱりこの「価格問題」が少なからず影響していると思うんですよね。
次回あたり、俺なりに電子書籍の普及を妨げる原因を記事にしてみようかな?
それでは。