電子書籍担当になった編集者のブログ

ずーっと紙の本を作ってましたが、突然、電子書籍の担当になり戸惑ってる編集者です。勉強のためブログを始めました。

小保方さんの本が出ることは編集者はみんなわかってた・・・と思う。

どうもこんにちは。

毎朝、通勤電車に揺られながらはてブ人気エントリーをチェックするのが俺の日課なんですけど、今朝見たら昨日書いた記事が入ってて驚いた俺です。

ブックマークが勉強になるコメントであふれていて、はてなでブログ始めてよかったです。
プロフィールに書いたように、急に電子書籍の仕事を担当させられ、わからないことだらけで戸惑ってますし、これからこの業界についていろいろ勉強していかなければと思っています。
コメントで指摘されたことについては、どこかの段階で記事にして自分なりの考えなどを書くつもりなので、気長に待っててくださいな。


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で、話変わるんですけど、Kindle版の『あの日』を買いました。
感想がアップされているブログを読んでしまったので、STAP細胞問題の核心や疑惑に一切答えていないことはわかってるんですけど、興味があったので。
まだ1ページも読んでないので感想とかは書けません。

この本、昨日発売されたばかりですけど、めちゃくちゃ売れてるようです。
紀伊国屋の売上データ(パブラインというサービスです)を見ると、すごい数字をたたき出しています。発売初日(昨日)の数字を見ると、昨年出版されて話題になった元少年Aの本『絶歌』の2倍近く売れてるようです。
『絶歌』は発売後3か月で25万部売れたみたいですけど、『あの日』はそれを超えるかもしれませんね。

「小保方さんの本が出版される」と第一報があったとき、世間では「うそ? 小保方さんが本出すの!?」というリアクションが多かったと思うんですよ。でも俺は「ついに出たか・・・」と思いました。というか、編集者だったら誰もがそう思ったんではないでしょうか。
STAP細胞の事件があったとき、編集者だったら一度は「小保方さん、いつか本出すな」と考えたはずだし、そのうちの何人かは「この人に本を書いてもらおう」と思って実際に行動していたはずです。
何でかっていうと、編集者ってそういう仕事だから。「編集者」という職業について説明しなきゃいけなくなるので詳しくは書きませんけど、とにかく編集者ってそういうことを考える人たちなんですよ。
なので、今回の件はある程度予想できていました。

ただ、まさか講談社とはね。てっきり幻冬舎が出してくると思ってましたよ。